話題の症状 46回 陰陽五行的マクロビオティック診断⑧-2
新型コロナウイルス(COVID-19)-(2) COVIDが猛威をふるい、とうとうパンデミックとなってしまいましたね。 前回(45回)で、このウイルスの陰陽を説明し、その対処法をお伝えしましたが、ここまで世界を震撼させることは思いませんでした。 それから1ヶ月以上たち、様々な情報を得ることが出来ましたので、さらに、このウイルスの正体を暴き、もう少し具体的なアドバイスをしたいと思います。 Ⅰ.COVID-19の特徴 陽性なコロナウイルスの中でも陰性 (1)RNAウイルスで、一本鎖なので変異しやすい(PU37回参照) (2)遺伝子が長いインフルエンザウイルスの15倍 コピーミスしやすい→変異しやすい(PU35回参照) (3)エンベロープがある(PU34回参照) このエンベロープが問題なのです。 リンク先の画像をご覧頂けましたでしょうか? エンベロープはウイルスの外側を囲む構造のもので、宿主(感染させる相手)の免疫 細胞の攻撃から守る膜です。
この膜の大部分は脂質で出来ていて、やはり脂質で出来ている宿主の細胞膜に吸着し て侵入し、ウイルス遺伝子を宿主の細胞内に送り込んで、増殖します。 「消毒にはアルコールが効果がある」というのは、このエンベロープを溶かすことが 出来る、という理由からです。 でも、チョッと待って下さい。 石鹸で手を洗えない場合の特別な時には有効かもしれませんが、日常的に使うのはい かがなものでしょうか? 私たちの手の表皮にも脂肪があります。 ウイルスが着いていないのにアルコール消毒をしていたら、自分の皮脂まで溶かして しまい、バリアーを破壊し、かえって他のバイ菌まで表皮内に侵入させます。 手アレする、というのは、そういうことです。 ウイルスを吸着させない行為が、逆効果だなんて、まるで抗ガン剤の副作用が「発ガ ン」と同じです。 ちゃんと抗ガン剤の使用注意に書いてありますよ。医者にダマされてはいけませ ん!! Ⅱ.「陰性」という証拠 (1)感染状況 ①症状が見えにくい→2次感染の危険も ・無症候性感染…潜伏期間が長い&症状が軽い→気がつかずに感染させてしまう ・致死率が低い…致死率が高いウイルスは症状が早く出るので、すぐに対処しやすい ために感染が広がりにくい ②発症期間が長い…感染させやすい ③感染範囲が広い…SARSは下気道だけなのに上気道にも感染する (2)症状 ①高熱は出ないが、微熱が1週間以上続く ②強い倦怠感 ③肺の炎症が浸潤炎…レントゲン画像がスリガラス状 ④肺の左側(▼)が多い Ⅲ.感染者の特徴 重症化しやすい人…(%は致死率) ・高齢者(80才以上)…21.9%(5人に1人) ・合併症の患者 ①循環器の病気…13.2% ②糖尿病…9.2% ③高血圧…8.4% ④慢性の呼吸器の病気…8.0% ⑤がん…7.6% ★同じ病名でも陰陽があります。この場合は陰性のタイプと考えられます。 例えば… ①循環器 ・末梢動脈失患(PAD)…手足が冷え、しびれ、むくみやすい ・肺塞栓症(エコノミー症候群)…息苦しさ、下肢の違和感、ショック症状 ②糖尿病 ・自己免疫性膵炎(AIP)…膵臓が腫れ、周囲に膜のようなもので包まれる ・インスリン低抗性…内臓脂肪型、異所性脂肪型(脂肪筋、脂肪肝など) ③高血圧 ・血液量過剰型(パンパン型)…血管が拡張し、血流悪化(早朝高血圧、腎機能低下など) ④呼吸器 ・上気道感染型 ・好酸球性(PIE症候群)…浸潤性肺炎 ⑤がん ・浸潤性のがん(悪性) Ⅳ.感染の謎解き 以上の事を考慮すると、いろいろな「ナゾ」が解けます。 例えば (1)高齢者や持病のある人は重症化しやすい 高齢者で、持病が無い人はほとんどいないと思います。元気でも、何かしらの薬を飲んでい ます。 薬には添加物が多く含まれ、それを解毒する肝臓や腎臓が日頃から酷使されているのですか ら、ダメージを受けやすいですよね。 持病の人も「言わずもがな」…です。子供でも血液が汚れていれば同様です。 (2)陽性だったが、陰性になって治ったのに、また陽性になってしまった 食事内容で、血液の質は変化します。 陰陽のボーダーライン上の人は陰になったり陽になったり… そうするうちに、ウイルスの数が許容量を越すと、再発します。 (3)クラスターの発生 閉ざされた環境では、換気が不十分になりやすく、湿気が込もると陰性状態になります。 (4)感染地域の偏在性 都市部に多いのは人口密集地だから、ということはご理解頂けますよね。 でも、特別に多い地域があります。中国では武漢で、それは前回に説明しました。 今回は、以下の地域について、考察したいと思います。 [日本]北海道 寒くて、雪が降りますから湿気もあり、感染しやすいです。 でも東北や山陰地方もそうですよね。 そこで地域性を考えてみました。 ★北海道でも感染者が多いのは、もちろん札幌などの都市部ですが、オホーツク海側の地域に多 く、特に「北見市」です。 ・オホーツク海は他の海に比べて、冷たく湿った空気をもたらします。-陰性 ・北見市の特産品 「ホタテ」…他の魚介の中では陰性 「ハッカ」…ハーブの中でも陰性 以上のように、陰性の地域です。 ★そして、北海道はグルメ王国ですよね。 デパートの催事場では、「北海道グルメ祭り」が多く開催され、海鮮食品や畜産加工食品がズ ラーッと並んでいます。 もちろん、牛乳生産量は日本一で、これらの食品は陽性な動物食品でありながらも陰性なタイ プです。 そして、ガンの罹患率は男は4位、女は3位で、上位です。 では、このところ、感染者が増加している外国では、どうでしょうか? 多発地域 [イタリア]北部ロンバルディア州…州都ミラノ (気候)冬は寒く、雪も降り、霧も多く発生 (地勢)湖沼地帯 (料理)・集約的畜産業が行われ、牛乳、乳製品やハム、ソーセージなどを使用した畜産料理 ・淡水魚の料理(コモ湖のアゴーネ…ニシン科) [イラン]ゴム州…シーア派信仰の中心地 ★ウイルス検査のために、遺体を伝統的な埋葬ができないため…としているが。 (気候)冬は最低気温が氷点下(マイナス0℃以下)になることもあり、雪も降る (地理)カスピ海に近い地域 (料理)味付けは甘味と酸味が多い(▼)。油分も多い(▼))。 羊肉が好まれているが、カスピ海が近いので魚料理も食べる。 カスピ海は「キャビア」が有名だが、シーア派の戒律で、過去には食べていなかった。 しかし、1983年にホメイニー師が解禁したので消費量が増えつつある。 また、白魚の卵の塩漬けも好まれている。 ★以上のように冬は寒く、湿度も高い、陰性な地域ということがわかりました。 料理も動物性ながらも陰性な料理が多い、ということも分かりました。 Ⅴ.COVID-19は恐くない! 前回では、冷たく、甘く、油っぽい陰性料理、飲物を摂取しないようにアドバイスいたしまし た。 今回は、動物性で高脂肪食品を摂取しないことをおススメします。 特に揚げ物は要注意!!です。 糖尿病のAIPの様態がまさしく揚げ物です。 腸詰めのウィンナーやソーセージも、まさしくその様態です。 ★先日、ニュースで急性膵炎の薬「ナファモスタット」(MERSに使用)が有効かもしれない、 と報道されました。 これは膵液に含まれるタンパク分解酵素を阻害し、炎症を抑えるものです。 しかしCOVIDは脂肪が問題なのです。 (1)中性脂肪…食品に含まれる脂肪の多くはこの形をしています。 (2)コレステロール 摂取→胆汁で少しは乳化される→中性脂肪が分解されたモノグリセリドと混合して腸管に吸収 →肝臓 以上のように、胆のうから分泌される胆汁と膵臓から分泌されるリパーゼが十分にあれば脂肪 は分解しやすいのです。 ですから、「ナファモスタット」は効きません! 必要なのは 胆汁=肝臓で生成されるアルカリ性の液体・(乳化剤) リパーゼ=脂肪分解酵素 多く含む食品…果物、緑黄色野菜、発酵食品 ビタミンB2=脂肪分解補酵素 多く含む食品…緑黄色野菜…海そう、きのこ 以上のように、アルカリ性の食品が特効薬です。 (2)脂肪を体内に貯めない 例年のインフルエンザウイルスの感染者数は多く1000万人で、死亡者数は、なんと!1万人と推計されています。 インフルエンザウイルスも脅威的なのに、こんなにもCOVID-19が恐れられているのは、新型で正体不明だから、なんですよ。 ですから、その正体を知れば恐くありません! このウイルスは宿主の脂肪タップリなベトベトの細胞膜が大好きで、自分のエンベロープをくっつけて、中に入り込み、増殖します。 ベトベトしていない強固な細胞膜には、くっつきません。 そのためには高脂肪食品を摂らないことに尽きます。 これが一番即効性があります。 でも、皆、そういう食品が好きなんですよね。 さあ、あなたはどうしますか?
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