PU38回 遺伝子とは何ぞやー?―(その4)
久々のPUコラムの再開です。
前回の(その3)は、何と!4年前にアップしたままでした(苦笑)。
よろしければPU35回(その1)からをご覧下さいね。
(その3)では、遺伝子には▼性のRNAと▲性のDNAがあると述べました。
そして、その素材は水素(H)、炭素(C)、窒素(N)、酸素(O)、リン(P)の5種類の元素で出来ていることがわかりました。
極論すれば、この5元素があれば、生命体が生まれ、活動していける、ということが言えるでしょう。
大気中には、窒素(N)、酸素(O2)、二酸化炭素(CO2)があり、水はH2O、土壌にはリン(P)をはじめ、その他、様々なミネラルがあります。
植物は太陽(▲)の光エネルギーで光合成を行い有機物(体物質やエネルギー源となる物質)を合成して、▲同化反応を行い、それを生命活動のエネルギーとする▼異化反応をします。
草食動物は、その有機物を摂食し、同化し、異化します。まさに陰陽の展開です。
その流れの図を載せましたので、参照して下さいね。
マクロビオティックでは生体内で原子転換をしているという見解があります。
桜澤如一は、葉緑素であるクロロフィル内のマグネシウム(Mg)が酸素(O)と結合してカルシウム(Ca)となり、カルシウムが炭素(C)と結合してヘモグロビンという鉄(Fe)を内包する分子になると述べています。
式で表すと、
Mg(12)+O(8)→Ca(20)・・・①
Ca(20)+C(6)→Fe(26)・・・②
※()内は原子番号
つまり、葉緑素を摂取すればカルシウムもヘモグロビンも作り出せる、ということです。
草食動物は、植物だけで骨や血液を作り出していることからも頷けます。「いわんや人間をや」ですね。
西洋医学では「造血」は骨髄で行われるとしていますが、これは②の過程しか考えていません。
マクロビオティックは、腸こそが血液を作るという「腸造血」を支持していますが、それは①からの過程を考えているからです。
つまり、野菜(葉緑素)を食べ、呼吸(酸素)をすれば、骨(Ca)ができ、さらに穀類(C)を食べれば、血液(ヘモグロビン)ができる、ということです。
骨粗鬆や貧血は穀物菜食で解消されるということになります。
骨粗鬆には牛乳、貧血にはレバーを摂取することを勧める西洋医学がいかにバカげているかがわかりますね。
さあ次は、元素界から最後の素粒子界へ、です。
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