消化管間質腫瘍(GIST)について
3月26日に「ショーケン」こと萩原健一さんが消化管間質腫瘍(GIST)で亡くなりました。
私の世代(アラ還)にとって、ショーケンはカリスマ的スターの存在で、私は「タイガース」より「テンプターズ」の方が好きでした。
本当に残念な気持ちでいっぱいです。
[1]GISTとは
10万人に1-2人という「希少がん」で、ほとんどの方は、その病名を耳にしたことがないと思
います。
GISTは主に胃や小腸などの消化管の筋層にできる肉腫です。
この筋肉層は、消化管運動のリズムの調整をしていて、自律神経線維の支配を受けています。
「間質」とは、臓器そのものの「実質」以外の結合繊、血管、リンパ管のことで、「実質」の
支持栄養しています。
つまり、「間質」である消化管の筋層に腫瘍が出来たということです。
原因は、「チロシンキナーゼ」を構成するタンパク質のうち、「血小板由来増殖因子受容体α」
の遺伝子が突然変異したためだそうです。これを陰陽で考えると、▲性であるタンパク質の▲
性である血小板の受容体が変異したのですから▲性の害を受けたことが原因だと思います。
さらに、「腫瘍」は多くの場合、▼性である上皮細胞の粘膜に出来やすいものなのに、奥深く
にある筋層に出来るのですから、陽性な腫瘍と言えます。
まして、胃でなく、小腸に出来ていたのならば、より陽性です。
[2]陰陽五行判断
(1)性格
神経質(▲)
せっかち(▲)
(2)既往歴
・持病は「真珠腫性中耳炎」・・・(水:腎臓、膀胱、生殖器)
鼓膜の一部が角化し、その内部にデブリという剥離物を伴って、中耳に侵入し、炎症
を起こしながら、周囲の組織を破壊し増大する病気。見た目が真珠に似ていることか
ら名づけられた。
・うつ病・・・(火:心臓、小腸)
・アルコール中毒・・・(土:胃、膵臓)
・コレステリン肉芽腫・・・(金:肺、大腸)
コレステロールの結晶が組織内に沈着するもので、上皮である粘膜が「間質」の方に沈没
すると、新陳代謝する老廃物(この場合はコレステロール)が出られなくなって肉腫がで
きる。ー 真珠腫も同様の機序
(3)好きな食物
肉料理(▲)、中華料理(▲)- がっつり、こってり料理 - 高コレステロール
コーヒーが好きだったそうで、カフェインの▼性で、中和させていたのだと思います。ま
たアルコールも▼性で、中毒までになったようですし、同じく大麻(▼性)の所持で捕
まったこともあります。
▲性の料理が好きだと▲性の性格になりやすいことが分かりますね。
(4)相生相剋図
GISTの患部が胃なのか小腸なのかで分類するのですが(望診では額にイボがあるので小
腸か?)、どちらなのか分かりませんので、火(小腸)と土(胃)の位置すると考え
ます。
原因① 肉料理 → 火(心:うつ病)
相剋 → 金(脂質:コレステリン肉芽腫)
★もしかすると、小腸や胃などの内臓肉「ホルモン」が お好きだったのかもしれ
ません。
② アルコール → 土(糖質:アルコール中毒)
相剋 → 水(耳:真珠腫性中耳炎)
アドバイス
①火の相生- 春の食材(青菜、ハーブ、柑橘類)
②土の相生- 夏の食材(トマト、ナス、きゅうり)など
★魅力いっぱいな「ちょいワル親父」のレジェンドに、心よりご冥福をお祈り致します。
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