PU36回 遺伝子とは何ぞやー?―(その2)
前回で紹介した「トランスポゾン」について、もう少し詳しく述べてみたいと思います。(と、いっても限界がありますが…苦笑)
(1)「トランスポゾン」について
①DNA型-トランスポゾン
[作用]…カット&ペースト
自己のDNA配列を切り出して(カット)し、別ゲノムの場所に挿入(ペースト)する。
②RNA型-レトロトランスポゾン
[作用]…コピー&ペースト
自己のDNA配列から転写されたRNA配列を逆転写反応でDNAにコピーし、これを別のゲノムの場所に挿入(ペースト)する。
このRNA型は逆転写したそのものを、カットせずに挿入するのですから「増殖」…つまり、ドンドン増えていきます。
そして、このゲノムに従って作られた細胞がドンドン増え、それまでの細胞に取って替わる…ということになります。
人間は、このレトロトランスポゾンが大部分だそうです。
型は3つあります。
①LTR型…レトロウイルスに似たような配列
②LINE(長い型)
③SINE(短い型)…研究中
★ここでやっと①のLTR型によって、ウイルスと関係している…ということがわかってきました。
では、ここで▽△を考えてみますね。
RNA型-▽性…増えて、広がっていく
DNA型-△性
さらに、大胆にも(笑)コメントしますと
②のLINE-▽性…長い
③のSINE-△性…短い
と、考えられますが、まだ研究中とのこと…私がまだ生きているうちに、その結果発表をしてもらいたいです!!
DNAの複製
タンパク質の合成
出典)とうほう「ビジュアル生物」より
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