第33回 感染症の地域性―ジカ熱で考える(その2)
今まで、感染症に限らず、様々な病気は、気候や食生活が関係している、と述べてきました。
ジカ熱についても、その▽△で検証してみたいと思います。
(1)地域性…南半球、中南米(特にブラジル、コロンビア)
①天候-サバナ気候
雨季(11月~4月)高温(△)多湿(▽)
乾季(5月~10月) 乾燥(△)
②2015年の天気の特徴-エルニーニョ現象
・乾季中にもかかわらず、いち早く暑くなり雨が降り始めた
↓
・そのまま本格的な夏の12月、1月を迎える
↓
・2月にWHOのジカ熱緊急事態宣言
(2)食事(例:ブラジル料理)
①料理
◎フェジョアーダ・コンプレタ(国民食)…シチュー風
材料:黒豆(△)、キャッサバ(▽)、豚や牛の干し肉、燻製(△)、豚や牛のハジ肉(脂身(▽)、耳・足・尻尾など(部位は▽だが固いので△))
◎バカリャウ
材料:干鱈、塩鱈(△)
◎カマラオン・セッコ
材料:干しエビ(△)
②特徴
△性食材の多用
-植民地時代、本国のポルトガルからもたらされた料理だが、本場のものは多種の野菜、ハーブ、香辛料、ワインなどの▽性食材で調理されている。
(3)考察
①△性の積み重ね
△性気候+エルニーニョ(△)
△性料理
②なぜ2015年なのか…
①は今までもあったハズ
★小頭症の赤ちゃんで考える…
妊娠、出産の母親が生まれた年代は約20~25年前の1990年代
-日本ではバブルがハジけてきた頃ですが、
ブラジルはその頃から経済成長がめざましく、新興国として豊かな生活をする人が増えてきた頃です。
ワールドカップが開催され、今年はオリンピックが開催されようとしています。
そうなると、ある図式が見えてきますね。
いかがでしょうか?
これはあくまでも自論です…なんて、私のブログは自論ばかりなので、わざわざことわらなくてもいいのですが(苦笑)
どうぞ、ご意見下さいね、待ってまーす!
あっ、ギリシャと沖縄については次回にいたしますが、その前に、それについてご考察を頂ければうれしいです。
よろしくお願いします!
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