第27回 中東呼吸器症候群(MARS)―その3

前回の質問にお答えします。

Q:(1)中東でも、なぜサウジアラビアが多いのか?

A:中東といっても地域によって多少気候の差はあります。

以下の図をご覧下さい。

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サウジアラビアの国土はほとんど砂漠地帯です。

本来ならば、作物はほとんどできないはずですね。

ところが、産油大国なので国民は豊かで、様々な物品の購買力が高いと考えられます。

いつだったか、サウジアラビアの王子様がまるで、ある国の国家予算ほどの寄附をされる、というニュースを見ました。

生活が豊か…ということは食事も豪華に、グルメしやすくなるのでは…と思われます。

部屋はクーラーがきいて、大型冷蔵庫があって、ケバブも甘いものも食べ放題、飲み放題…なんちゃって…??

病気にかかりやすいのは

50代以降~=メタボ世代
冬の季節=乾燥の時期

ということです。

なるほど!でしょ?

Q:(2)韓国のMARSは7月に入ったら、なぜ感染者が少なくなったのか?

A:もう、おわかりですよね。

7月に入ったら雨の日が増えたからでしょう。

夏の日中は暑くて乾燥しやすいのでしょうけれど、日本と同様、夕立ちもあるので、それほどでもないと思います。

今は、ちっともMARS騒ぎはありませんね。

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