第14回 子供の夏の病気-感染症-水毒の排泄
「親の心、子知らず」とはよくいったもので、さも自分1人で大きくなったような顔をして、「親が勝手に自分を生んだんでしょ」とウソぶいていました。
けれど子供ができると、親の苦労がわかります。
心配はやはり病気になった時です。
「風邪ひき」は年中行事でしたが、集団生活を始めると「いろいろな病気の洗礼を受けるのよ」と先輩ママに言われました。
以下に代表の例を掲げます。
①疱瘡(みずぼうそう)
水疱ウィルスによるもので、水疱が顔にもできるので「顔は女の命」(笑)である娘に、そのアトが残ってアバタになったらどうしよう・・・ということまで心配しました。
②手足口(てあしくち)病
その名のとおり、手・足・口に水疱ができますが、昔にはなかった現代の子供の奇病とされています。
ウィルスによるものらしいですが、娘たちも御多分(ごたぶん)に洩れず、それに掛かりました。
義母がその水疱を針でつぶしているのを目撃した時は「ギョギョギョ!」となりました。
③ 「ヘルパンギーナ」
エンテロウイルスによる感染症で、突然38度以上の熱を出し、口腔内奥ののどに赤い小さな水疱ができます。
今年はこれが猛威をふるっているそうです。
以上のように夏の感染症は水疱ができる、という症状が多いのですが、マクロビオティックでは「水毒の排泄」と考えます。
「手足口病」の水疱は、体の▽な部分にできるので、甘い水分が原因です。
「ヘルパンギーナ」の水疱は、赤く小さく、口腔内の奥にできて発熱もするので、△的な水分が原因ですね。
さあて何でしょうか・・・??ヒントは昔はほとんど無かったのに、今はよくある「水分」・・・コンビニに行けば冷蔵庫の棚にズラっと並んでいます。
「現代の水毒病」を「ペットボトル&カップ症候群」と呼んでもいいですか?
今にして思って笑ってしまうのは(!)幼い娘を病院へ連れていき、診察が終わってから待合室の置いてある自動販売機で、それを買い与えていたことです。
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