第13回 マクロビオティックに出会う
5 再び小澤医院へ-
病院から入院案内が送られてきました。
「用意するもの」とあった中には・・・さすがマクロビオティックの病院です。
まな板、包丁、ボール、ゴムべらなどの調理器具類、の名が並んでいましたが「フードプロセッサー」というのもあり、とまどいました。
里芋、生姜、塩、小麦粉、なども書いてあったので、どう用意したらいいのか病院に連絡したところ、近所の店で購入できることがわかり、ホッとしました。
その他、「エッー!これ作るの?!」というのは「生姜のしぼり汁用の布袋」と「腹帯」でした。
腹帯は病院で購入可、とあったので、ホッとしました。
すぐさま袋づくりにとりかかりましたが、慣れない裁縫に・・・そして病院へ行ってからの必要品の準備について考えるだけでも「ハァー、どうなることやら」と大きなため息をついてしまいました。
とにもかくにも、碧南の駅に再び母と降り立ち、小澤病院へ向かいました。
病室へ案内されるまでにも、驚きの連続でした。
廊下には生ゴミ用のバケツが置いてあり、それには「里芋用」「生姜用」と書いてあったり、棚には調理器具と本が一緒に並んでいました。
そして辺りには、不思議な匂いの煙が立ち込め、まるで修行の合宿場に迷い込んだようでした。
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