第5回 PUの定理

前回の「12の定理」は陰陽の作用で森羅万象が生じていると説明しました。今回の「7つの法則」は陰陽の考えで人生哲学を考えようというものです。

西洋哲学は特にデカルトの二元論的発想で、「精神と肉体」とか「善と悪」、「白黒はっきりさせる」という考えが主流となっています。

日本でも水戸黄門のように「勧善懲悪(かんぜんちょうあく)」という考えがありますが、「あいまいさ」を美徳とする考え方もありますよね。

東洋哲学では「白も黒もグレーもあるし、他の色も混ぜればいろいろある」と何もかも含めた桜沢先生曰く、無限宇宙(中国哲学では太極)を教えています。

さらに桜沢先生は、その無限宇宙からののエネルギーの法則性を「宇宙の秩序」としています。

この「宇宙の秩序」についても、今後、説明しますね。(あー、またため息ついた?笑)

7つの法則

  1. 始めあるものにオワリあり(アベコベの原則)
  2. オモテあればウラあり(ウラ、オモテの原則)
  3. この世に一物として同一なるものなし(無同一性の原則)
  4. オモテ大なればウラも大なり(ツリ合いの原則)
  5. 変化(運動、調和、均衡、崩壊、死生)スベテ宇宙の二大対立エネルギーの結び、またはその分化である
  6. 絶対、無限、永遠、唯一なるモノは二つの相反するを生む
  7. スベテの変化するモノは絶対、変化しないモノの産物である


桜沢如一著「東洋医学の哲学」

「哲学」というとエライ学者が、気難しい顔をしてハムレットみたいに「生きるべきか、死すべきか」なんて考えているイメージですよね。

でも「人生をどう生きるべきか、と考える上での ”よりどころ”」と理解して下さい。

例えばカレンダーなどに「ことわざ」や「一言アドバイス」が書いてありますが、それと同様です。それを陰陽で表現しているのがこの「7つの法則」と考えて下さってもいいです。

では、次回から説明していきますので、お楽しみに!

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