第27 回 ダーウィンの種の起源について
[8]の世界一人間について18回から述べてきましたが、今回は、キリスト教的世界観を根底から覆したイギリスの博物学者「チャールズ・ダーウィン」の「種の起源」について述べたいと思います。
…なあんて、エラそうでしょ(?苦笑)
実は理由があります。
(1)NHK Eテレ番組「100分de名著」が8月のテーマだった。
私は、この番組がとっても大好き!なんです。▽△を知れば知るほど、ここに登場する名著を▽△で読み解くことができるのですから!
例えばシェークスピアの「ハムレット」…これなんかもう、感動してしまいました。…と、また脱線しそうなのでこのことは、またの機会にいたしますね。
(2)「種の起源」唯一の図版である「生命の樹」が▽△の流れと同様だと思う。
枝分かれって▽△の違いで分かれていくんですね。
(3)人間の発生から成長は▽△で進化していくことを知った。
これは25回(7月)、26回(8月)で述べましたね。
(4)G・Oはダーウィンを批判している。
それはナゼか、…
今まで読んだ本の中に、今だにその解答を見つけていません。
ここでは、自分なりの答えを述べたいと思います。
(1)について―
ダーウィン理論は誤解されやすい
誤解
①人間は全ての生物の頂点にいる
「進化」とは上を目指す、のではなく、生物の元は1つでも、環境に適して枝分かれをし、それぞれの進化をしてきた、としている。
②「弱肉強食論」、さらには「優生思想」へ
「生存競争と自然淘汰」という言葉を使ったために、「弱者差別」「人種差別」を助長する論理と勘違いされる。
主張
①すべての生き物は上下なく平等で多様性があるからこそ、共存できる。
②現在、この世で生きている物は、進化の最前線。
③人間は「協力行動」をする生き物。
共感の感情で協力行動をし、良いコミュニティー作りができる。
…と、以上のことを知りました。スゴイぞ!ダーウィン!
(2)について―
これで思い出したのは、以前NHKの「人間の起源」という番組で新垣結衣ちゃんが登場して、部屋の中にその樹の模型を作っていた場面です。
この番組もとてもおもしろかったです。
地球環境や気候の変化で生物が「変異」し、分岐していく、という解説でした。
(3)について―
人間も受精卵から細胞分裂し、各所で、いわば「変異」をしながら分岐していく、ことが共通していますね。
(4)について―
私の考えるG・Oの批判の理由は…
(独断と偏見?!苦笑)
①ダーウィンの理論を他の人と同様に誤解??
いえ、そんなことないと思いますケド…
②進化を「宇宙の秩序」から▽△の作用で誕生してきたことまでを言及していませんからね。
でも「種の起源」は1859年に発表され、G・Oが「宇宙の秩序」を発表した約100年前で、私としてはよくやった!とホメてあげたいです。
では、一応私なりの答えは…
「進化」いえ「変異」の歴史は1言でいうと、「環境の変化による食物の変化」だと思います。
環境の変化(気候の変化、数の増加など)で同じ食物による生存競争が激化すると
↓
敗者は他の食物を捜さねばならない。
↓
捜した食物の▽△で体が変異する。
この例としては17回のサルの話しを参考にして下さいね。
その他の例としては「パンダ」と「フラミンゴ」についてを説明したいのですが、それはまたの機会でいたしますね!…とまた、引っぱる!と言われそう…
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