第25回 マクロビオティック生活の実践
②マクロビ生活の苦労話しアレコレ
(1)母の入院
さて、実家の母はどうなったか…というと…これがすんなり良くなっている、というわけではありませんでした。
小澤医院から退院後、玄米菜食をし、湿布などのお手当てをしていた、いえ、してもらっていたらしいのですが、しばらくすると、なんと以前に通っていた神経内科へ入院してしまったのです。
どうしたの??とビックリして真相を確かめに母のところへ行きました。
マクロビ生活を始めた頃は父も姉も親身になってくれたそうですが、そのうち二人ともあまりお世話をしてくれなくなった、と言うのです。
母が動けなくなる前は、父は母がいなければ何もできない、という昔の男(!?)であり、姉は仕事で出かけますから、母は家事全般をして、二人のお世話をする生活をしてきました。
だから、母が少しでも動けるとまた以前のようになったと言うのです。
夜はまだよく眠れないので、昼間に体調不良になるので恐いと薬をやめられないでいるうちに、また体が動かなくなってしまったようです。
「薬を飲むからその副作用で動けなくなるんだよ」と言っても、「ワラをもすがる気持ち、に勝てない」と、しょんぼりしているので、もうそれ以上言えなくなってしまいました。
薬を断つのは、禁酒・禁煙をさせることと同じでとても難しいことです。
まして、精神薬は脳神経をマヒさせるのですから麻薬中毒の禁断症状に似ています。
というようなことで、よく眠れる薬を捜しましょう、と医者の甘い言葉に誘われ、また、父と姉も母の毎日の「グチ」から解放されたくて(なんてことを…と思いでしょうが、私も同居していたらきっと同じ気持ちになったです。)入院ということになったそうです。
入院中に、薬をアレコレ試され(動物実験か?!)とりあえず、効く薬が見つかったので退院となりました。
病院の食事は一般食なので、出された動物食やデザートを食べたようですが、胃腸の調子が良くなかった、と帰宅後は再び玄米菜食にしたそうです。
まあ、この入院で良かったのは、一般食よりも玄米菜食が良いと実感してくれた、ということでしょうか。(苦笑)
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