第2回 陰陽五行の分類について
この世の現象を5つの要素に分けたのが「木・火・土・金・水」と前回書きましたが、さらにこれを分類したのが「五行の色体表」です。
東洋医学はこれを基に、病気の原因を究明して健康を取り戻す、というものです。
ここでは、その主なものを掲げ、マクロビオティックの考えに沿って五行を説明していきたいと思います。
Ⅰ.季節(五季)
【1】 木(もく)- 春 ・・・ 草木が芽を出す様子 = 万物が生じる時期
暖かい春の光(▽)によって固い大地(▲)で眠っていた種(△)が目を覚まし、芽(▽)を出します。
人間界では春に起こること、始まることなどがそれに相当します。
⇒春に流行る病気もそうですよ。(スギ花粉症、風疹など)
【2】 火(か) - 夏 ・・・ 火が燃える様子 = 万物が長じる時期
芽から茎や葉が伸び、成長(▽)していきます。
⇒病気としては熱に関するもので、熱中症や高熱、体温の調整として循環器系の病気です。
【3】 土(ど) - 晩夏 ・・・ 大地の象徴 = 万物の成果が出る時期
成長が止まり花(▼)が咲きます。
⇒病気としては植物が大地に根を生やすように、私たちの根に当たる消化器系の病気です。
【4】 金(こん) - 秋 ・・・ 収穫 = 万物の実りが出る時期
花から実(✡ むすび)が成ります。
⇒病気としては実=身としての細胞組織に関するもので、皮膚や粘膜の症状、ガンなどです。
【5】 水(すい) - 冬 ・・・ 海の象徴 = 万物が熟成する時期
実の中で種(△)ができ、地面に落ちて地中で(▲)、次の出番を待ちます。
⇒病気としては水を司る腎臓系のものです。
※病気については次回、体の陰陽五行で説明したいと思います。
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