第17回 マクロビオティック生活が始まる
①ポメラニアンの子犬がやって来た
実家は、母の他に父と姉、その一人娘の4人暮らしです。
三人に手当てや料理のことを教えて母を託すことにし、私は嫁ぎ先に戻ることにしました。
主人とはまだ仲直りしていませんでしたが、娘二人のことが心配で、一度は帰らなくては・・・と思ったからです。
帰宅するとなんと!娘が子犬を抱えて出迎えました。
私は、帰る途中、どんなふうにして顔を合わせようか、とアレコレ考えていましたが、そんなことは「ぶっとんで(笑)」しまいました。
おかげで、帰った気まずさがなく、犬のことで主人とも自然に会話ができましたけど・・・
ただ、私がいないから犬を飼うことに決めたらしい・・・ということに少し腹が立ちました。
実は、私は犬を飼うことに反対していたのです。
いえ、犬がキラいだからではなく、本当は好きなんです。
この家に嫁いできた時には、すでに2匹の犬がいて、主人の妹がお世話をしていました。
数年後に妹は結婚したので、犬のお世話の役は私になりました。
食事や散歩の仕事が増えて大変でしたが、なついてくれると可愛くて、当時はまだ娘たちも小さく、一緒に過ごして楽しかったです。
そう・・・楽しかったのですが、もうシニア犬で、年には勝てず、二匹とも相ついであの世に行ってしまいました。
大変だと思っていたのに、その時間がポッカリ空いたようで、さびしく、ツラく、もう飼いたくない、という思いでいっぱいでした。
ところが、そのころTVのコマーシャルでチワワ犬が登場し、一世を風靡(ふうび)すると、娘たちは今度は室内犬を飼いたい、と言い出すようになったのです。
でも、また死に目に合うことはイヤで、1人、反対していました。
そこへ、毛がムクムクした可愛いポメラニアンの子犬が来たのですから、なんとも複雑な気持ちになりますよね。
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