第16回 食養の陰陽五行「食材と五行の関係」―[Ⅱ]

前回は「養生」の食材についてでした。

これは、それに対応する心や体を養ってくれるだけでなく「相生」の相手も養ってくれます。

今回は「養生」にもなるけれど「悪生」(!造語・笑)にもなってしまう食材についてです。

これは作用が強すぎるために体質によって善くも悪くもなるものです。

対応する五行にも悪いし、「相剋」の相手も悪くします。

東洋医学では、食物を上・中・下に分けています。

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●上品(じょうほん)・・・養生食となりますが、特別な食材のものではなく、身土不二や旬に適応している日常的な食物です。これが前回の食材です。

●中品(ちゅうほん)・・・自然治癒力の補助をしてくれる、その時だけの食物です。「精力増強」と言われるものや「漢方薬」「サプリメント」と考えるとわかりやすいでしょう。これが今回の食材です。

●下品(げほん)・・・病気治療に一時的に使う食材です。いわゆる「薬草」ですが、「毒草」ともいえます。

有名なのは、麻酔に使われる「麻薬」です。その他、神経に作用する「カフェイン」の多いもの―茶、コーヒー類

漢方薬

●最下品(!これも造語・笑)

化学薬品・・・症状を止めるだけで、体を治してくれない「毒薬」です。

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今回の「中品」については、マクロビで難民になってしまう大きな原因の1つなので、来月に詳しく述べたいと思います。

楽しみにしていて下さいね。

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