第5回 美白化粧品の白斑被害
前回は「日焼け」の話しでしたが、今回はその逆の「美白」の害についてです。
「肌が白い」というのは昔から「七難隠す」といって美女の条件の1つですね。マクロビオティックでは陰陽でいくと女性は中心が陽性で周りが陰性・・・としています。
つまり、太陽のように明るい性格(△)で、月のように色白な容姿(▽)をもつ、というのが女性美、ということでしょう。
では男性は?というと中心が陰性で周りは陽性である・・・ということですね。
冷静でクールな性格(▽)で、たくましい肉体(△)をもつ、というのが男性美、なんでしょうね。
ところが現代の男女は逆の傾向のような・・・?
たくましい女性アスリートたちやおネエ系芸能人の活躍をずい分目にするようになりました。
と、前おきが長くなってしまいましたが・・・(いつものこと?・・・笑)
えーと、美白化粧品のことでしたね。
化粧品の被害は昔からありましたので、注意書きに必ず、「お肌に合わない場合は使用をおやめ下さい」とかなんとか書いてあります。
でも「美を追求する」女の性(さが)で、そんな注意書きはなんのその、今度こそはこの化粧品でキレイになれるかも・・・と期待して使ってみるものの - 「夢破れる」ということをくり返す人、多いですよね。
私もその一人でした。新商品が出て、その宣伝文句にひかれ、「なけなしのお金」をはたいてきました。(苦笑)
幸い、かぶれたり赤くなったりのアレルギー症状が出たことはありませんでしたが、改善もされませんでした。
この化粧品は確かに「白く」しましたが、それは部分的で、なんと白黒の「まだら模様」になってしまったんですね。
なぜまだらになったのか、それをどう治すのか・・・は次回にいたしますが・・・(もったいぶっているわけではないですよ、笑)
今回は、この化粧品に使われている美白成分「ロドデノール」の説明をしておきますね。
これはメラニンの生成を抑える・・・化学物質です。
フェノール化合物の一種で、殺菌や消毒に使われるクレゾールやサリチル酸の仲間で、メラニン色素の細胞を破壊して、肌を「漂白」してしまおう、というものです。
「ロドデノール」はまさに「経皮毒」ですよ。
経皮毒は、その名のとおり、皮膚から入る毒で、口から入る毒よりタチが悪いのです。
なぜなら口から入る毒は肝臓で解毒しやすいのですが、皮膚から入る毒は解毒してくれずに、細胞に蓄積され、発ガン物質にもなり得るからです。
詳しいことは山下玲夜著「経皮毒」(日東書院)の本を参考にして下さい。
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