第26回 ガンの陰陽五行について―(その1)
(1)日本人の死亡原因の1位はガン
1980年代以降、それまでの脳血管障害(脳卒中)に代わってガンが1位となっています。
おもしろ▽△CRUXでIS病は「肝炎」とわかりました。そこで、なぜ日本人は「ガン」なのか…同様に今回からはガンを陰陽五行で考えてみたいと思います。
(2)ガンとは…?
「腫瘍」のことで、わかりやすい言い方をするなら「おでき」です。
良性と悪性がありますが。
①良性―固めで増殖しにくい(△性)
…いわゆるポリープのことで、皮膚にできる、イボやホクロ、魚の目などと同様で体内にできるものです。
顔にできるものは20代までは「ニキビ」、それ以降は「吹き出もの」なんて言ってましたが(笑)どちらとも体内のゴミ出しには変わりなく、ガンだって体内にできた「吹き出もの」です。
顔にイボが出来たから切り取りましょう…と同様に胃だったら、そのポリープを切り取りましょう…となります。
②悪性…浸潤し増殖しやすい(▽性)
…いわゆる「潰瘍」のことで、皮膚にできれば、ジュクジュクの湿疹のことになります。
イボのように飛び出していないので切り取ることはできず手術するとしたらエグるということになるのでしょうか…。
粘膜は薄いためエグれないので、胃だったらそのものを切り取られてしまうわけです。
(3)陰陽五行ではガンはどの要素?
ガンは全身、いたるところにできるので、要素の特定は難しいと思われることでしょう。
では、ガンの特徴から考えてみましょう。
①増殖する―▽性
ポリープにしろ、潰瘍にしろ、増える、大きくなる、広がる、ので▽性のところにできやすいといえます。
なのでガンは▽性となります。
そこで「なるほど!」ということがあります。
ガンができないところはどこでしょうか…?
それは「心臓」と「小腸」です。
あー、確かに心臓ガンとか小腸ガンとかきいたことがないですね。
心臓と小腸は強い筋肉でできていて、止まることなく動いていますから…(止まったら死んじゃう、苦笑)メッチャ△性です。
このことからもガンは▽性ってわかりますね。
心臓と小腸を「火」に分類した人ってすごくない?!
②粘膜にできやすい―「金」の「皮毛」
固い筋肉にできにくいことは①でおわかりになりましたよね。
体内組織は柔らかい粘膜に覆われています。
この粘膜が特に重要なのが「肺」と「大腸」なんです。
というのは、この粘膜で老廃物(ゴミ)の除去をしているからです。
肺―二酸化炭素
大腸―便・おなら
肺と大腸を「金」に分類した人ってすごくない?!
ということで、ガンになりやすいのは
陰陽では「▽性」
五行では「金」になります。
ガンの特徴は他にもいろいろありますが、それは次回からの五行別で述べていきたいと思います。
今回はまずこの2つの要素が基本となっていることをご理解下さいね。
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