第22回 食養の陰陽五行「中品(ちゅうほん)について―(その6)」
(4)秋の食材―辛味
辛みは▽性ですが、体への作用として△性の働きもあることを知っていないと「ワケわからん」になります。
(▽)「辛味」
↓ その刺激で血行促進
(△)体が温まる
↓ 発汗して体温が下がる
(▽)体が冷える
代表的なものが「唐辛子」ですね。
寒い国では その辛さで体を温め
寒い国では その辛さで体を冷やす―
人間に限らず、生物では、その「命」の働きかけで▽→△→▽→△・・・の流れがあるので、これは▽、これは△、と決めつけないでね。
人の気持ちだって、この時は▽、あの時は△とかあるのですから、その人を▽だ△だ、と決めつけないようにしましょう。
①香辛料…唐辛子、コショーなどの種実類
カレーやキムチが好きな人は多いですね。
でも、激辛でなくては満足しないアナタ!!
肺や大腸に問題あり!ですよ。
だって、辛すぎると、「ハァ~」と息を出しませんか?
肺が刺激されちゃったからです。
ということは、大腸が刺激され、息のかわりに「オナラ」がでるのでしょうけど、自分の意思で出せませんから、ため込んでしまったら、どうでしょう。
激辛料理が好きな人って「痔」の人が多いんじゃない?
②薬膳的根菜類…ウコン、高麗人参、ニンニクなど
「滋養強壮」として昔から珍重されてきましたね。
ということは、やはり作用が強い刺激物と考えていいと思いませんか?
③きのこ
木の陰(▽)に育ち、菌糸の成長がはやく(▽)、胞子が周囲に飛び散り(▽)ます・・・と、とっても▽性です。
だから△性の食材にとても合います。
ホットプレートの普及で一家団らん、焼肉料理がとても人気になり、「○○○焼肉のタレ」も同時に人気者になっていますよね。
その食材としてきのこもやっぱり人気者ですね。
私も大好きでした・・・今でも好きだけど、きのこにも▽△があり、△性のものほど食べられます。
「だし」に毎日、干ししいたけを使いますが、それを煮つけたものなら毎日食べられます。
▽△ってヤッパすごい!!
中品でも▽△の料理しだいで食べられますから、どうぞアレコレ自分の体に実験して下さい。
▽△理解にみがきがかかること、間違いナシ!です
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