第18回 悪性リンパ腫について
そうです・・・今回は、これについてとり上げたのは高倉健さんの訃報を知ったからです。
「フーテンのトラさん」と同様、「あっ、また一時代の大スターが消えてしまった・・・」と思いました。
この病気は、リンパ系組織のガンの総称で、全身に広がるリンパ節のいたるところで発生します。
リンパ節が腫れてくると、その病気を疑うようになるのですが、その前の症状は「風邪」に似ているので、軽くみていたり、リンパは免疫機構を司るので、「自己免疫疾患」と判断されたり・・・
・・・と、そんな病名を言い当てるNHK番組の「ドクターG」にならなくても、リンパの異常なんですから、その異常を正常にすればいいわけです。
なぜ異常になったか―
リンパ球が体内に増えすぎた「ゴミ」を掃除するのに疲れ、イヤになって、キレ(!!)てしまったからですよ―
その「ゴミ」を増やしたのはダレ?ですか?
リンパの働きは、今後「アレルギー」や「免疫」についてなどの話題の時に説明したいと思いますので、ここでは簡単に述べるだけにします。
リンパの敵は「アレルゲン」というアレルギーを起こす原因物質です。
「アレルゲン」はいろいろありますが、ダニや花粉などの「外敵」は、体内に入れないようにすれば(難しいけれど)いいのですが、問題は「内敵」です。
その内敵の代表は、食物アレルギーの3大アレルゲンである卵、牛乳、小麦粉です。
代謝が悪いと栄養分が未分解となって「ゴミ」となり、それを排除しようとリンパ球が攻撃し、それがアレルギー反応になるのです。
そのためにリンパ関係の病気の人には、そういう物を食べないで、というアドバイスになります。
そこで健さんの話しになりますが、その後、NHKで健さんを取材した番組の追悼放送があり、それを見て、「あっ!健さんがリンパ腫になったのはコレダ!!」とわかりました。
なんと健さんの毎日の朝食は「ヨーグルト」と「シリアル」だったんです。
「日本の男の中の男の健さんが、どうして欧米の子どもたちが食べる物を食べていたのー!?」です。
日本人なら、ご飯にみそ汁でしょうー」です。
健さんのご冥福をお祈りするしかありません・・・
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