アトピー性皮膚炎の相談 ・・・小学5年生の男の子

Q.食物アレルギーの検査(RAST検査)で「ハウスダスト」と「ヤケヒョウダニ」の数値が10倍以上だった。

だからといってそれを除去するのは至難の技であり、マスクをつけ続けることは不可能。
どうしたらいいのだろうか?

A.アレルギーの原因はほとんどの場合、過剰な三大栄養素(糖質、脂質、タンパク質)に対する反応です。

この男の子の場合は、「ハウスダスト(ほこり)」に含まれるダニの死骸、花粉、髪の毛、食物のカスなどの異種タンパク質が原因物質(抗原)となって免疫反応(抗体の作用)が起こります。

なぜ反応が起こってしまうのでしょうか?

それは痛み、痒みの物質(ヒスタミン、ロイコトリエンなど)を出すマスト細胞(肥満細胞)の質が悪いからです。

この男の子の場合は、背中に赤く、固いブツブツができていました。

固い細胞というのは前回の相談者の方のように、陽性の食物が好きで、さらに油分や糖分を摂取したために細胞膜が弱くなり、そこにホコリやダニがくっついたために、細胞がはじけてかゆみが出てくる(炎症反応)という状態です。

薬はかゆみの物質を出させる酵素の働きを止めるか、かゆみを感じさせないように脳に指令する、というだけで細胞を治すわけではありません。

長期間使用すれば、鼻炎や喘息などさらなる別のアレルギーを引き起こすアレルギーマーチへと進行してしまいます。

良質の細胞を作るには体質の陰陽を考えて、それに見合った適正な食物を摂取するしかありません。

アレルギーデビューするのも卒業するのも、陰陽のコントロールができる「自由人」ならでは!ですよ。

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