おもしろ▽△ CRUX 4回

「国家とは何か?」―(その2)

「イスラム」についての知識がほとんど無く、その「食事」について…ということでは

・豚肉を食べない
・「ラマダーン」という断食の期間がある…

ということしか知らない私なのですから、暴挙(!?)に近いですよね。

でも「身土不二」「伝統食」という観点で調べればきっと答えが見つかるハズ・・・と挑んでみました。

気候・・・ステップ気候
―夏と冬の気候の差が大きいcrux5zu

【伝統料理】

ステップ気候ならではの食材が「身土不二」の食材ですよね。

古代バビロニアでは米、大麦、柑橘類
その後に小麦、豆、ナツメヤシなどが栽培されたそうです。

こういった作物を使った料理が伝統料理なハズ!!と、目をこらしてイスラム圏の料理を検索しました。
あっ!ヒットしました。

トルコの「ケシケシ」という料理がなんと「食の無形文化遺産」になっているんです!

それはバターで味つけした「大麦のお粥」にすぎない(シツレイ!)のですが、「結婚式」や「雨乞い」の儀式に出される料理で、歌を歌いながら麦を脱穀し、すりつぶす、というような「パフォーマンス」(!?)が歴史や風土に関わる「食文化」として評価されたそうです。

他には、イランでは「スーぺ・ジョウ」という大麦のスープがあります。
そして、なんと「ラマダーン」を調べていたら、やりました!ホームランです!!(大ゲサ?笑)

では「ラマダーン」について簡単に紹介いたします。

【ラマダーン】

この言葉は「断食」を意味するのだとばかり思っていましたら、そうではなく、イスラムの暦である「ヒジュラ暦の第9月」のことで、断食は「サウム」というそうです。

この月の日の出から日没まで(日中)は飲食を断ち、日没後から夜明けまで(夜)に食事を摂るのですが、なんと、そのメニューが「大麦粥」や「ヤギの乳」なんですね。

この習慣は624年、ムハンマドがマッカの大規模隊商を返り討ちできたのを神に感謝したことに始まったそうです。

つまり、戦をしている日中には飲食せずに夜にだけ「大麦粥」や「ヤギの乳」を摂っただけにしといたんですね。

今川義元が信長に負けちゃったのは桶狭間でグルメ料理を食べたから…なんて思うのは私だけ??

日本人だったら、この「ラマダーン」の期間の食事は「ご飯」と「みそ汁」なんでしょうね。

あ~~、まるでマクロビアンの「半断食」みたいです。

そして「ナツメヤシ」が「梅干し」ということでしょうか。

それで思い出しましたが、ブッダ(仏陀)の食物は「牛乳粥」でした。

インドの基本食はお米と牛乳なんですね。

だから牛は聖なる動物となったのでしょうか…?

「マクロビ和道」の磯貝先生による「正食医学講座」をCI協会で受けた時に、ある日本人がお腹をこわしたら、現地のインドの人が「牛乳粥」を食べさせてくれて、それで治った、という話をしてくれました。

1653522_829553643731488_1462895189755473359_n

【マクロビオティック和道】 磯貝 昌寛
https://www.facebook.com/wado48?fref=ts

あ~、まさに「身土不二」ですね!

でも、現代のイスラムでは、この「ラマダーン」が形骸化し、逆に体に悪いみたいらしいのです。

では、次回はこの問題も含めて、いよいよ「IS病(!)」について、自分の考えを述べたいと思います。

 

 

コメントを残す

サブコンテンツ

このページの先頭へ