第26回 中東呼吸器症候群(MARS)―その2

前回では、中東の気候と、その食事内容でMARSが発生しやすい、というマクロビ的見地から考えてみました。

今回はMARSを医学的見地で陰陽五行的見地に照らし合わせてみたいと思います。

(1)症状…急性呼吸不全

発熱、せき、息切れなど、風邪のような症状から始まります。

①肺炎の一種

呼吸器感染なので五行では「金」の大腸にあたります。肺は大腸に比べて上半身にあるので性です。

②下気道に感染しやすい
気道としては奥にありますし、発熱もするので性になります。

①と②から、性体質の人が極性食をしたからだと考えます。

(2)なりやすい人の特徴

静脈血栓ができる人に多い
静脈は動脈と比べると性ですが血栓は性です。

このことからも上記と同様ですね。

(3)静脈に血栓ができやすい症状は…
①抗リン脂質抗体症候群(APS)
自己免疫血栓症で、動脈で起これば脳梗塞になるが静脈では静脈炎皮膚症状としては紫斑(内出血・あざ)

②全身性エリテマトーデスやベーチェット病
代表的な自己免疫疾患で、全身の各所に炎症が起きる。

特に注目は「ベーチェット病」で、シルクロード地域に多く、トルコのベーチェット教授が初めて発表したので、この名がつけられた。

うーむ、ますます興味深い話でしょ?

③肺血栓塞栓症(エコノミークラス症候群)
足からの血栓が肺動脈に流れて詰まる症状

肺動脈って静脈血が流れてるんですよ。生活習慣病予防の勉強で、先生が「肺は反対だから覚えて下さいね」と言ったのをよく覚えています(苦笑)。

④バッド・キアリ症候群(内脈圧亢進症)
肝静脈に血栓ができて、内脈に圧力がかかるため、血流はバイパスを作り、腹部静脈が怒張し、悪化すると腹水がたまる。また、食道静脈瘤をつくり、悪化するとそれが破裂して吐血や下血する。

―同様に性の人が極性食で血栓をつくり、さらに極性の食物で、腹水や吐血などの▽性症状を引き起こす、ということですね。

以上の他にもいろいろな症状があると思いますが、原因は極▽極の食事ですね。

最後に質問を2ついたします。

(1)中東でも、なぜサウジアラビアが多いのか?

(2)韓国のMARSは7月に入ったら、なぜ感染者が少なくなったのか?

お答えを待ってまーす!!

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