第9回 PUの定理

「宇宙の秩序」とは-

桜沢如一(以後 G.O. ジョージ・オーサワ)とします)が提言した真理です。

宇宙を構成する無限の広さ(空間)と永遠の長さ(時間)の秩序のことです。P.U.(無双原理)はその内容の説明です。

日本CI協会が出版している「宇宙の秩序」の本をご覧下さい。巻末にその図が掲げてあります。

桜沢如一「宇宙の秩序」図

このブログのトップページでも書きましたが、マクロビオティックを学ぶのに、まず、G.O.の著書を読み始めるのですが、個性的すぎて、なんか、「わかったような・・・わからないような・・・」で、だいたいの人は本を閉じてしまうのではないでしょうか?

それよりも、マクロビオティック生活のハウツー(料理やお手当てなど)を優先すると思うのです。(エッ!私だけ?苦笑)

最初はもちろんそれでいいのです。

ただ、マクロビ生活を始めて、しばらくすると、人それぞれ、違った壁にぶつかるようになり、どうしていいかわからなくなっています。ここでは、それを「マクロビ難民」という言葉で表現しています。(前回・・8回のご意見のコーナーを参考)

それを解決するためには、しつこいようですが、P.U.を学び、「宇宙の秩序」を理解しないとマクロビを信じて、その生活が続けられなくなってきます。

マクロビの先生方は多勢いらっしゃいますが、独自の理論や実践方法があり、それが自分に適しているのかいないのか・・・それを知るには常に陰陽バランスを考えながら体験し、自分の体にきいてみるしかありません。

昨日の自分と今日の自分は違います。だから明日の自分も違うはずなので、同じことを続けていると、ズレが生じます。

  • G.O.は言っていました - 「ノン・クレド」・・・盲信するな
  • 大森英桜は言っていました - 「桜沢教」「玄米教」、そして「大森教」になるな・・・と。

1人の先生だけを信じ過ぎてはいけません。

「玄米」がいいから、「キンピラゴボウ」がいいから、と1年中それを食べ続けることに問題があるのです。自分の陰陽は変わり、季節も変わり、1日も昼と夜では変わります。

G.O.や大森先生の生きていた時代と私たちの時代は違います。「ローフード」や「アーユルヴェーダ」などマクロビ以外にも健康法があります。

確かに、それが適している人は多勢いますが、それも続けているうちにやはり壁にぶつかることがあるはずです。「バナナダイエット」「糖質制限ダイエット」がもてはやされてきましたが、その結果はどうでしょうか?

一時的なブームにふり回されず、どうぞ「宇宙の秩序」を理解して下さい。

真理は1つです。

そのためには、G.O.の著作をなるべく多く読むことが一番いいのですが、哲学的すぎて、とっつきにくいと再三いっていますが・・・それをわかりやすく、とっつきやすくするためにこのブログを始めました。

大げさかもしれませんが・・・「源氏物語」の例でいうと、ここまで多くの人に読み継がれてきたのは、それをわかりやすく訳してきた歴史があるからだと思っています。

平安貴族の読み物

鎌倉、室町時代の武士の読み物 - 絵巻物の作成

明治の女性たちの読み物 - 与謝野晶子の口語訳

現代女性の読み物 - 瀬戸内寂聴さんの口語訳

若い世代の読み物 - マンガ化

このように、私も若い人たち、特に若い女性にも親しんでもらえるように、口語訳(!?)にする試みをしています。

どうぞよろしくお願いしますね!!

sakurazawa 桜沢如一著
「宇宙の秩序」(日本CI協会刊)
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