第34回  感染症の地域性―沖縄

やっと「沖縄」になりました。
ここまで引っぱってきて、すいませーん!

1沖縄…今冬季、インフルエンザ感染率 日本第1位

インフルエンザって寒くて、乾燥している地域に流行するのに、亜熱帯の沖縄で、どーして??ですよね。

では、いつものように、流行時と食生活で考えてみましょう。

(1)天候…今冬季の特徴

観測史上2回目の寒波到来

・名護市と久米島町で”みぞれ”
・北部国頭村奥で気温3.4度-観測史上最低気温

(2)食事…極の食材料理

-南国フルーツ(マンゴー、パイナップル…など)
沖縄野菜(ゴーヤー、ニガナ…など)
さとうきび

-豚肉料理(ソーキ、アグー、ミミガー、トン足など)
魚介料理

(3)考察…なぜ今冬季なのか…?

①天気の性増大による平年とのギャップ

②2015年は戦後70年で、多くの日本人は戦後生まれ

・高度成長期によるグルメ化黄金時代であるとともに、沖縄はアメリカの統治下を経験し、アメリカナイズされた食品がどんどん流入してきた時代
でもあります。

有名なものは-「SPAM」というランチョンミートの缶詰
-ブルーシールアイスクリームなど

・かつての長寿大国は地に落ち、若者のメタボ大国になりつつあります。

長寿の秘密は”豚肉”にあり…とコメントしていた博士は、どうしているのでしょうか…??

長寿だった秘密は戦前生まれのおジイ、おバアの生活にあると思っています。

琉球王国から、鹿児島藩の統治下になり、
重税による過酷な労働に耐え-(身体)
“地産”の山野草や海産物を摂り-(食事)
御嶽で儀式を行う-(心)

では、次回は「ギリシャ」についての考察をしたいと思います。

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