第18回 フランス人は心臓病が少ない?

前回のカルシウム・パラドックスに引き続き、今回はフレンチ・パラドックスについてです。

Q:フランス人は他の欧米諸国の人々と同様に飽和脂肪酸の多い食事摂取をしているのにもかかわらず、冠状動脈性心臓病の罹患率が低い、というパラドックスはなぜですか?

A:赤ワインにはポリフェノールが多い、ということでこの数年、特に若い女性の間で、人気上昇ですよね。

特にボジョレー・ヌーボーは11月の第3木曜日が解禁日で、東の端の日本が世界で一番早いから、とその人気に拍車をかけています。

「なぜボジョレーなのか?」・・・ご存知の方はいらっしゃると思いますが、で理由がわかるかも?・・・と調べてみました。

ボジョレーのワインはその年の出来を予測するために試飲されてきた・・・ということですが、ワインの名産地には、その土地ならではのワインがあるのですね。ワイン通の方はこだわっていらっしゃると思います。

そこで、各地のを考えてみましたら、「ボジョレー」はちょうど「中庸」にあたる「場所」にあるために、ワインの「味わい」も中庸になり、試飲に適しているのではないか・・・と考えつきました。前おきが、また長くなるので(笑)、これについては、またの機会に述べたいと思います。

では、パラドックスに挑んでみましょうね。

[問題点]

① 心臓病になりにくいかもしれないけど―

フランス人が世界の人に比べて多い病気は何でしょうか?(・・・と逆に質問します・笑)

―それは精神病です。

「あっー!なるほど!」ではありませんか?

で考えれば、わかりますよね。

アルコール=性→体の性部分(頭部、手足など)に作用
酔っぱらいの姿を思い描いてみて下さい。

② フランス全土で一率的に心臓病が少ないのか―

フランス人は、だいたいの人が飲んでいるのだから、格差はないはずなのに、調査の結果・・・

―南仏のトゥールーズ地方の人々が極だって低い、とのことでした。

「エッ―?どうして?」ですよね。

ワイン摂取量は多めではありましたが、その地域の人々の食事が地中海型(植物性油、野菜、果物の中心の食生活)だからだろうということでした。

 トゥールーズ地方

この2点だけでも赤ワインが「健康にいい」なんて言えなくなってきませんか?

つまり(1)では心臓病にはなりにくいけど精神病になりやすい―ということでしょうね。

☆ここで他に思いついたのは―パリは芸術の都で有名ですが、「芸術」は性の精神性が必要です。

だからワインを多く飲むフランスには芸術家が多いのではないか―ということです。

(2)ではグルメをしていない地域の人たちに心臓病が少ないのであって、グルメしちゃったらやっぱりダメねーということでしょうね。

ちなみに、私は「若年性認知症」になった50代の女性に「大好きな赤ワインとパン菓子」をやめてもらいマクロビ食にしてもらいました。

1ヶ月ぐらい過ぎた頃、だいぶ会話もできるようになり、自分の身の回りのこともできるようになり、1年が過ぎた頃には、もうすっかり元にもどりました。

幸い精神薬を飲む前だったので、回復が早かったのかもしれません。薬を長期に飲んでいたり、高齢の方の回復は、もっと長引くと思いますが・・・

現象には全てがあります。あるものがイイとしてもその裏があることをPUは教えていますよ。

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