第6回 PUの定理

7つの法則の1と2、そして4について説明します。

1と2は表現の仕方が違っていても根本の内容は同じです。タテから見たのかヨコから見たのか、という違いと思って下さい。4は1と2の補足的なものですね。

1.始めあるものにオワリあり(アベコベの原則)

-「生まれた」というのは死に向かって行くということだ-

と有名な誰かの言葉だったと思いますが・・・。「何かしてもどーせ終わるのだから何をしてもムダだ」なんて、思われそうで心配してしまいます(苦笑)

では、こう考えましょう。

「苦しみや悲しみなどの不幸はどーせ終わるのだから、クヨクヨしてもしかたない」と思うのはいかがですか?

「でも、幸せになってもそれが終わると不幸になるのでは・・?」と言われそうですね(苦笑)。

それをどうするか・・・に答えるのが、マクロビオティックの真骨頂の1つです。考え方は2つあります。

①不幸も幸せ、と考える。

「エッー!?そんなこと、なかなか思えない」という声が聞こえてきそうです。そうですねー。私もなかなか思えません・・・・でも、ムリやりそう思い込むしかありません。

例えば

・ことわざの「失敗は成功のモト」
・病気をしたおかげで健康のありがたさがわかる

というふうに・・・です。

②不幸は一時的で、すぐに幸せになれる、と考える。

そうすれば、人生の大部分は幸せでいられますよね。マクロビ生活をして、心も体も健康でいれば、不幸なことになっても、なんとか対処できるようになります。

つまり、「不幸」は陰陽のバランスが崩れた時に起こり、マクロビでそのアンバランスを治して「幸せ」になる、ということです。

2.オモテあればウラあり(ウラ、オモテの原則)

「一利一害」、「一長一短」という言葉が、それを表しています。今回の震災を例にしてみますと、

・「原子力」で電気エネルギーを作り出して生活を豊かにしていたのに、「放射能汚染」で命の危険にさらされてしまった。
・便利な電気製品も「停電」すれば「無用の長物」になってしまう。

ということでしょうか。

4.オモテ大なればウラも大なり(ツリ合いの原則)

2の文に通じますね。「山高ければ、谷深し」です。

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