第23回 食養の陰陽五行「中品(ちゅうほん)について―(その7)」

(5)冬の食材-鹹味

鹹味は性ですが、この性さを過信してはいけませんよ。

①塩

塩の「不思議さ」がずっーと私を苦しめていました。

ナトリウム分が「みそ」や「しょうゆ」に比べて多いので一番性なものと位置づけられています。

だから、塩気を多くすれば体が温まる…と信じてきました。

でも、ラーメンで考えると「塩味」ラーメンは味噌や醤油に比べてさっぱりして夏でもイイカンジ…と思いませんか?

そうなんです。それが謎の1つ目。

そして、あくまで自論ですが…
その答え-カロリーで考えると味噌が一番多くて、それが「熱」となって体を温めてくれるんですね。

塩はノンカロリーなんです。
だから、体は温めてくれない…と思いました。

②保存食…豆・種実類などの高たんぱく食品

秋に収穫したものを冬に食べられるように干したり調味漬にしたりしますね。

野菜の保存食はいいのですが、ここで問題になるのは高たんぱく質の食品です。

たんぱく質は性、塩分も性、長期保存という時間も性のトリプル性食になります。

マクロビ食で盲点は高野豆腐や煮豆などです。

昔の冬の生活をしていればいいのですが、現在はエアコンで暖々(ヌクヌク)して、あまり動かず食欲があるので、ついアレコレ食べちゃうし…とマクロビメタボになっちゃいそう…と思いませんか?

「あ~また食べるものが減っちゃう」とため息出ちゃいますよね。

食べてもいいんです。けれど、それを解毒(…なんて言ってはいけない、中和)させる食物を摂ればいいんです。

体内のゴミを早く出す生活をすればいいんです。

運動してなかったら運動する。ストレスあったら気晴らしをする…と、これも調和ですね。現代では、特に女性は性過多で病気になっている人が多いと思っています。

謎の2つ目…GOはとても塩分摂取を強調してました。

その答え-昔の病人は性(特に男性)が多かったからです。

性の人は細胞がゆるんでいるので、性のナトリウムで、その細胞を引きしめるのに、とても有効なワケで、体を温めるから、というワケではないのです。

現代では、特に女性は性過多で病気になっている人が多いと思っています。

最近のマクロビ界では冷え症は性だけでなく性もある、という話が広がっていますが、まさにこの答えとしてもこれが当てはまります。

固くなった血管をさらに塩分で固くしてしまうことによって血行不良の「冷え症」にし、さらに「高血圧」にもしてしまうダブルパンチです。

私はこのダブルパンチに苦しみましたが「無塩食」に出会って救われました。

今後の自分史にも書きますが、このことからも「マクロビ難民」にならないよう、ブログで知ってもらいたかったからです。

だからといって無塩食を続けてはいけませんよ。何事も「過ぎたるは及ばざるが如し」です。

コメントを残す

サブコンテンツ

このページの先頭へ