第16回 マクロビオティックに出会う

8病院を後にして

そんなこんなで、暦は最後の1枚の12月になろうとしていました。

手当て法も食事内容もだいたい理解し、母のホームシックもあって、そろそろ帰ろうかーという気持ちになりました。

小澤先生にその旨を伝えると、自然農法でお米や野菜作りをしている農家や自然食品を取り扱うお店などが書かれたリストを手渡してくれました。

最後にもう一度波動検査を受けると、ポイントが1つだけ上がっていました。

そしてその時先生の言葉にびっくりいたしました・・・

「このまま続けていかないと、自殺するかもしれないよ」

「・・・。」二人とも無言です。

母はいわゆる「うつ病」なので、自殺しやすいから気をつけないさい、ということでしょうが、単刀直入に言われて、他人事ではない、とあらためて思いました。

回復して退院するという状態ではない母を支えるようにして、電車やタクシーを乗り継ぎ家に帰りました。

荷物を解くやいなや、お手当の湿布作りです。

このようなことでわかったのは、市販のものがいかに手軽で便利なのかーということです。

マクロビオティック生活をするには、とても「手間ひま」はかかります。
人間って一度便利なことがわかると、めんどうなことをしなくなりますよね。

例えば「紙おむつ」です。
上の娘は布でしたが、下の娘の時代になると「◯◯パース」、「◯◯―ズ」という紙おむつが登場し、毎日のおむつ洗いから解放され、ありがたかったです。

けれど、それは木の資源のムダ使い、そのゴミ処分による環境破壊の問題を増やすことになるんですね。

「文明」とは、人間生活を豊かにするのではなく、自然破壊の上に立つ「ぜいたくさ」ということでしょうか・・・

来月からは、いよいよ「マクロビオティック生活の始まり~始まり~」です。

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